どんでの映画の日々

映画『エイリアン2』~35年前の映画とは思えない~あらすじ&感想

 

どうも、『どんでの映画の日々』です。

”エイリアン2をどうしても見たくなる”って時期が年に3回ほど訪れるんですが、2022年初が来ちゃいましたね(笑)

 

映画見るだけでは飽き足らずこんなPS4のゲームも買ってしまいました!

エイリアンファンにとって必見ですよ!

 

ってことでもちろん今回はエイリアン2をご紹介!いってみましょう!

※ネタバレは極力避けたいですが一部ネタバレを含みます

 

概要

密室の中でのサバイバルホラー調な前作とは打って変わってジェームズ・キャメロン監督によりど派手なアクション映画になった。個性的なキャラ、本作独自のデザインの武器やシステムにより大ヒットを博した。後にアカデミー賞の視覚効果賞、音響効果編集賞を受賞した。

スタッフ

監督:ジェームズ・キャメロン

脚本:ジェームズ・キャメロン

原案:ジェームズ・キャメロン、デヴィッド・ガイラー、ウォルター・ヒル

キャラクター創造:ダン・オバノン、ロナルド・シャセット

製作:ゲイル・アン・ハード 他

 

キャスト

エレン・リプリー役:シガニー・ウィーバー

ニュート役:キャリー・ヘン

ビショップ役:ランス・ヘンリクセン

ドウェイン・ヒックス役:マイケル・ビーン

ウィリアム・ハドソン役:ビル・パクストン

ジェニット・バスケス役:ジェニット・ゴールドスタイン

スコット・ゴーマン役:ウィリアム・ホープ 他

 

あらすじ

宇宙貨物船ノストロモ号に侵入したエイリアンと激闘を繰り広げ、生き残った航海士リプリー(シガーニー・ウィーヴァー)。冷凍催眠状態で宇宙を漂っていた彼女は、救出されて57年ぶりに目を覚ます。やがて、エイリアンと遭遇した小惑星LV-426が植民惑星として開拓を進められているのを知ってがくぜんとする。開拓民の撤退を訴える中、彼らの連絡が途絶えるという事態が。リプリーは、宇宙海兵隊員ヒックス(マイケル・ビーン)らとLV-426に向かう。

エイリアン2/完全版 の映画情報 - Yahoo!映画

 

感想

2作目って成功するんだね

まず、続編って失敗することが多いと思うんですよね

2作目の監督が1作目と同じだったら1作目と似たような感じになっちゃうし2作目で監督が変わったら何とか1作目と変えようと奮闘するあまり収拾つかなくなるってパターンが多い気がする。

 

でもこの作品は1作目の恐怖感、緊張感を踏襲しつつジェームズ・キャメロン監督の最大の強みである”アクション”を100%出せていて最高なんだよね!

ここらへんの魅力を中心にお伝えしていこうと思う!

 

この作品独自の武器が魅力的

File:Aliens Pulse3.jpg - Internet Movie Firearms Database - Guns in Movies, TV and Video Games

 http://www.imfdb.org/wiki/File:Aliens_2007.jpg

この作品には独自にデザインされている武器が登場する!

 


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オタクな話になってしまうがこの武器達のフォルムやユニークな射撃音がいいんだよ!

この映画にしかない射撃音だから絶対に忘れないし、武器のフォルムも未来っぽくてかっこいいのよ・・・

 

絶対使いづらそうなフォルムの銃なんだけどね(笑)

上の画像の銃とか角ばってるし側面に残弾数メーターとかついてるけど戦闘の時絶対に見る余裕ないだろうし、下の長い銃に関しては絶対持ちづらいだろって思うし何よりこんなん狭いところで振り回せないだろ(笑)

 

若干ディスっちゃったけどかっこいいのは確か!

映画の小道具系で一番頭に残ってるのがこの映画の武器だよ!!

 

あの小道具が生む恐怖感がいい

武器ではないんだけど、この映画で絶妙な恐怖感を生んでるのがこの動体検知器!

動くものがあると音で知らせてくれてるし、あと何mってのも教えてくれる優れものだ

どこから現れるかわからないってだけでも怖いのにこの音で緊張感100倍!!

 

アクションに振り切ってもこの小道具のおかげでホラー要素は消えない、監督のうまいとこの1つだと思うよ!


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そしてもう一つ!このセントリーガン!


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自動で狙いを定めて敵を撃破してくれるこれまた優れもの。

 

もはや戦闘シーンなんていらない!

エイリアンたちの鳴き声、セントリーガンの弾が減っていく弾数メーターの2つだけでもう緊張感MAXなのよ!!

これまたジェームズ・キャメロン監督の粋なとこよね~~

 

死に様がすべてを決める

良いホラー映画、アクション映画ってのはメインキャラたちの最期をぞんざいに扱わないんだよね。死ぬにしてもしっかりと見せ場を残して退場させる!

たくさん画面に映してたのにあっさり死んじゃうキャラとか見ると脇役好きとしては悲しくなっちゃう(笑)

 

特にこの映画はイケメン伍長ヒックス、お調子者ハドソン、闘う女兵士バスケス、ヘタレ中尉ゴーマンといったキャラ濃いメンバーが揃っていた!メンバーが濃いこそ死に様が大事になっていくんだよ!

 

脇役に見せ場を残して死なせてこそいい映画だと自分は思う!!!

特にこのバスケスが殿をつとめる→ライフルの弾が切れて拳銃に切り替える→ヘタレ中尉の”GO”→軽口を叩く→自爆の流れが良すぎる!この死に様を超える映画には未だ出会ってないね(笑)


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撤退戦が生む緊張感

前作では1匹のエイリアンにほとんどの登場人物がやられてしまった。

どこからやってくるかわからない恐怖感と何をしても殺せない無敵なキャラってのが前作の印象だ。。

 

しかしこの作品では海兵隊達がエイリアンの大群をバッタバッタとなぎ倒していくではないか!

もうこの時点で前作と比べての圧倒的な弱体化でふつうの映画なら大失敗に終わっていたと思う。

 

しかしどうだろうか・・・

いざ観てみると確かにアクションにアレンジはされているが恐怖感、緊張感は全く薄れていない。それどころか大群で迫ってくる様がまた前作とは違っていい味出している!


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これはこの映画の戦闘シーンが基本的に撤退戦だからだろう!

一回目の戦闘で海兵隊の大半を失い、二回目の戦闘ではバリケードをすり抜けてきた大群に撤退を強いられるという、終始熾烈な戦闘が描かれていた。

 

この二回の戦いは決して人間側が攻め込んだわけではない。ずっと防衛戦。

だからエイリアンをなぎ倒すようになっても恐怖感や緊張感を失わずにいけたのだろう。

 

唯一攻め込んだのは・・・

そして唯一人間側が攻め込んだのがリプリーがニュートを助けたとき!

ニュートの親ではないがリプリーの母性が発揮され武器を手に命がけでニュートを助けに行く!

 

母は強し!だね!

 

 


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母エイリアンの卵を破壊された時の激怒っぷりは35年前の映画とは思えないほどリアルだったし、ラストの母性発揮リプリーVS母エイリアンって構図は単なるSFアクション映画って枠には収まりきらないシーンだったよね!

 

総じて・・・

前作のエイリアンの恐怖感を壊さずに監督が得意の”アクション”に落とし込んでるってのが一番評価できるところだと思う。

 

色々な小道具を出してきたり、あえて撮影するカメラの画質を落としてリアル感を出したりと色んなところに監督の努力がにじみ出ていて何回観ても面白いし見るたびに新しい魅力を発見できる。

 

至高の映画の一つですね!