どうも、「どんでの映画の日々」です。
自分は競馬好きなので先週の3連休は中山競馬場に行ってみました!
人がかなり多くて驚きました、、
競馬場に来ると必要以上に賭けてしまってだめですね(笑)
なんとかトントンに持ち込んで1日が終わりました!
今日ご紹介するのは、「REC/レック2」
RECシリーズがU‐NEXTの見放題枠にあって、1作目を記事で取り上げたしせっかくだからと思い2作目も記事にすることにしました!
もちろん良いところもあった映画だったのだが、、
とりあえずいってみましょう!
※ネタバレは極力避けたいと思っていますが、一部ネタバレ含むので注意してください
概要
スペイン産のホラーパニック映画の続編。
前作から2年後の2009年に上映されており、前作と同じPOV方式で撮影している。
1つのカメラで撮影していた前作に比べて今作品は複数のカメラを使用して撮影しており視点が増え、より緊張感や恐怖感が増している。
スタッフ
監督:ジャウマ・バラゲロ、パコ・プラサ
脚本:マヌ・ディアス、ジャウマ・バラゲロ、パコ・プラサ
製作:フリオ・フェルナンデス
撮影:パブロ・ロッソ 他
キャスト
オーウェン博士役:ジョナタン・メジョール
→冷静に見えておっちょこちょい。”保健省”の人間らしいが…
チーフ役:オスカル・サンチェル・サフラ
→仲間を見捨てないスキンヘッド隊長。なかなかにしぶとい。
ララ役:アリエル・カサス
→強そうだが咬ませ犬感ぷんぷん。弾は当たらない。
マルトス役:アレハンドロ・カサセサ
→隊員の中での最初の犠牲者。ゾンビとしての出演のほうが多くないか?
アンヘラ役:マヌエラ・べラスコ 他
→前作ラストで引きずられていったが…
あらすじ
前作のエンディング直後、謎の病原菌によって汚染され、完全隔離されたアパートへ警察の特殊部隊と医師が突入する。 そして、アパートの中で病原菌の正体は悪魔の呪いであるという驚愕の真実を知ることとなる。
前回とのつながりは?
前回はレポーターとカメラマンを中心にアパートの住人や警察官と消防士たちの物語で、2人を残して他は全滅。最上階の部屋に逃げるも宗教的な何かを見つけ、そのあと2人とも部屋の中の怪物にやられた感じで終わった。
REC2はその直後に特殊部隊数人と”保健省”らしき人を連れてアパートに突入、目的は最上階の怪物(元は少女のメデイロス)の血液を採取するというもの。
よかったところは?
前作との繋がりがあると嬉しい
ここまでしっかりした続き物だと当たり前っちゃ当たり前かもしれないが、、
前作の舞台や小道具がそのまま使われていたり、前作でゾンビになったところは見てないが多分ゾンビになった人が2作目でゾンビとして登場するとファンとしてはうれしい。
あ、前作でも見たって発見だけでなんか楽しめていいね!
これは映画好きにはよくあることだと思う!
しかも前作のほんとうに直後の話で、今回は特殊部隊のヘルメットについてるカメラって設定だよね。序盤から前作を踏襲しつつ前作を上回るような工夫してそうだし期待できそうだよね!
カメラが増えたよね!
前作はカメラマンのカメラ1つで映していた映画だったよね。
それがこの作品では特殊部隊のカメラとか他の生存者のカメラとか4つくらいはあったと思う。場面でカメラを切り替えたり、はぐれた隊員がいたらそっちにカメラの視点移したりと前作よりも工夫を凝らしていた。
カメラが多ければ、視点を変えることができて短い時間の中でいろんな話を盛り込めるよね!
暗闇の発想がいいよね
前作では最上階でサクッとメデイロスを見つけることができた。
サクッとやられちゃったけど(笑)
でも今回の隊員と神父さんはなかなか見つけることができないし、なんか最上階の部屋も狭く感じる、、、
それは光のせい!
謎の部屋とメデイロスは光があると見えない。
前作ではライトが壊れて暗視装置で見ていたからすんなり発見できたけど今作では隊員たちがライトを使って捜索していたのでなにも見つけられなかった。
こんな謎解きみたいなものを”オカルト”と絡ませて見せてくれたとこがいいね。
前作はパニック映画って感じだったけど今作ではそれに加えてミステリーとまではいかないけど謎解き要素も出てきて面白さが増してたよね!
もったいなかったところは?
ポンコツすぎる登場人物
前作の人たちは結構有能な人が多かった。
自分が嚙まれたらしっかり自己申告して「俺がいいから逃げろ」とかいってたし。
ポンコツいないと映画は始まらないけど、前作と比べるとちょっとね。。
ホラー映画にとってポンコツキャラは敵よりも厄介・・・
そんな愛すべきポンコツたちを2人ご紹介しよう!
・オーウェン神父
この人はとにかく説明が遅い。。。
悪魔が原因って説明も1人死んでからだったし。
それに加えてメデイロスの血液が入った試験管を見つけてそれを本人のものか確かめ
るテストをするんだけど、少し血を垂らしてテストをしたら見事血が燃えてメデイロ
スのだ!
ってなったのはいいけど近くにいた隊員が持っていた試験管の血も燃えて試験管を落
としてしまった、、
それに博士は激怒!
「なぜ落とすんだ!!」って。
燃えるの絶対知ってる顔だったし、知ってたら最初に言っとけよって話。
隊員のせいじゃなくてすべては博士の説明不足が原因
博士の危険度はA
・ララ
隊員の1人で血の気の多い勇猛果敢なやつ。
前作にはこんな奴がいなかったのでこいつはゾンビたちを蹴散らしてくれるだろう!
と思っていたのだが、、
まさかの焦る、はぐれる、ノーコンの三拍子!
ビビりまくりで隊長に怒られて、騒動のごたごたではぐれてしまい、ゾンビに遭遇
するも全く弾が当たらずに自殺というあっけない最期を迎えてしまった。
迷惑をかけたわけでもないので危険度はC
後、このひとに限らずとにかく隊員の弾が当たらない!
最初はこの作品のゾンビの耐久力が高いと思っていたのだが違う、、
よく見ると弾があらぬ方向にしかいってない(笑)
これでは前作で木槌1本で戦っていた消防官のマヌーの方が善戦している(笑)
でもホラー映画ではこんな愛すべきポンコツが多い、見ていくうちに好きになるだろう!!
沈黙は金、雄弁は銀
沈黙は多くを語る以上に価値があるという意味の言葉である。
この言葉は”オカルト”のジャンルにとっても当てはまる
前作はラストでオカルトチックなシーンが出てきた。
視聴者はこのゾンビ騒動は悪魔が原因なの!?と思っただろう。。
そしてそれにはあまり言及せずに1作目は物語は終わりを迎えた。
だがそれがいい!それがオカルトだ!
謎は謎のままで・・・
異形のものは決して表舞台には出てこない、裏の世界に潜んでいる。
ひょんなことからそこに人間が立ち入るから彼らは姿を現す
彼らが何者かなんて説明できないし、誰も知らない。
中二病みたいになってしまったが”オカルト”はこうでなきゃ夢がない!
それを鑑みてこの2作目はどうだろうか。
ものすごくもったいないと思ったところは”悪魔”がおしゃべりなところだ
もう会話を超えてぺらぺらしゃべる、ふざける、笑う。
そこまで前に出てきちゃったらもう異形のものでもなんでもない、そこら辺にいる人間の敵と大して変わりない。オカルト路線で行くんだったらここまで悪魔を前面に登場させたのはミスだったかもね・・・
まとめ
”カメラの工夫”や”光の謎”など面白い点もたくさんあるこの映画。
映画は製作陣たちの時間と努力の結晶だからあまり否定的な意見は述べたくないが、この作品に対しては1作目が好きすぎるあまりその違いに”もったいない点”として意見してしまった。
しかしこの「REC」シリーズがPOV方式の映画のパイオニアの1つなのには変わりない。
これからのPOV映画も楽しみにしている!