どんでの映画の日々

映画「REC/レック」~カメラだけは手放さねぇ~あらすじ&感想

どうも、「どんでの映画の日々」です。

 

最近PS4の「DYING LIGHT2」を買ったんですが、ストーリーはとても面白いんですがバグが凄いですね…ステータス画面を開くと止まり、武器を振り回すと止まりって感じで全然動いてくれません(笑) アップデートに期待してます。。。

 

 

 

今回ご紹介する作品はこちら!

REC/レック (字幕版)

REC/レック (字幕版)

  • マヌエラ・ベラスコ
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「REC/レック」です。U-NEXTの見放題枠に追加されてて、懐かしくなってつい観てしまいました。
もう15年くらい経ってますけどこの作品のPOV方式の上手さは今と何ら遜色ないですね。

 

それではいってみましょう!!

※ネタバレは極力避けたいと思っていますが一部ネタバレを含むので注意してください

スタッフ

監督:ジャウマ・バラゲロ、パコ・プラサ
脚本:ジャウマ・バラゲロ、ルイソ・ベルデホ、パコ・プラサ

撮影:パブロ・ロッソ

製作:フリオ・フェルナンデス

製作総指揮:カルロス・フェルナンデス、フリオ・フェルナンデス 他

 

キャスト

アンヘラ役:マヌエラ・べラスコ

パブロ役:パブロ・ロッソ

セルヒオ役:ホルヘ・ヤマン・セラーノ

マヌー役:フェラン・テラッサ 他

 

あらすじ

レポーターのアンヘラ(マニュエラ・ヴェラスコ)は、あるアパートに出動する消防団に同行取材を行う。現場にいたのは血まみれの老婆。老婆は警官にかみ付き、建物は外から封鎖されてしまう。救出に来た衛生士の口から、この建物で発生したと思われる人や動物を凶暴にする病原菌の存在を知らされ……。

REC/レック の映画情報 - Yahoo!映画

 

感想

そもそもPOV方式とは?


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簡単に説明すると手持ちカメラで撮ってますよ~って雰囲気で撮影してドキュメンタリー映像のように見せること。

 

この作品が出る前にもこの方式の映画はあった。ヒットしたものだと「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」、「REC」と同じくらいに爆発的ヒットした映画だと「パラノーマル・アクティビティ」

 

パラノーマル・アクティビティ(字幕版)

パラノーマル・アクティビティ(字幕版)

  • ケイティー・フェザーストン
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どちらもホラー映画で、この方式だとリアリティ出すためにBGMとかもないから自分もその場にいるような感じがして引き込まれるよね。

 

これ最初に考えた人は天才だと思う。

 

この映画はどうなの?

上記の2作ではドキュメンタリー方式を使って”不気味さ”が良く表現できている(夏の恐怖映像番組みたいな)。

そしてこの作品では”パニックさ”がよく表現できてると思う。


www.youtube.com

 

マンションに閉じ込められ逃げられず、老婆を始めとして感染者はどんどん増えていく。状況は悪くなる一方でわけも分からず当てもなく逃げるしかない。その様子をカメラ1つで表現している、カメラ1つだからこそより緊迫感溢れる映画になったのかもしれない。

 

気が付けばゾンビ

ふつうのゾンビ映画なら生存者が死ぬシーン、ゾンビになるシーンが必ずと言っていいほどある。

 

しかしこの映画はドキュメンタリー方式。

カメラを持ってるのは主人公の相棒であり主人公のそばを離れてしまった脇役は生きてんのかやられてしまったのかがわからない。そして咬まれてゾンビになりそうなひとからは逃げるので本当にゾンビになってしまったのかもわからない。

 

主人公たちと離れてしまった生存者は物語が少し進んで、気づいたら主人公たちに襲い掛かるゾンビたちに加わっているのである。気づいたらゾンビたちがどんどん増えているって、「うわ、お前もか…」みたいな絶望感はPOV式でないと味わえないよね。

 

視聴者と主人公は目線が同じ

 

ふつうの映画なら冒頭で過去のシーンとか、1個前の項目と通じるところがあるけど主人公たち以外のキャラのシーンとかも視聴者は見ているわけだから主人公たちとは得ている情報量が違うわけだよね。主人公と離れたあいつがどうなったとか。

 

このタイプの映画ではそれがないんだよね。

なんでこんなことが起こっているのかもわからないし、敵がどこに潜んでるのかもそもそも何者なのかもわからない。

そこらへんの目線が主人公たちと同じってところがこの作品の醍醐味だと思う。

 

主人公たちと同じ状況、緊張感、焦りを味わえるとそれだけ映画に引き込まれる。

 

余談だけどこの映画は最後にいきなり宗教の話が出てきたよね。最後の最後だったから謎が多いままで終わったけど”主人公と視聴者の目線が同じ”ってことで謎が解かれなくても納得して終われるってのもいいね。

 

低予算が功を奏す

この映画は結構低予算で作られているんだけど、その中で出てきたアイデアがとても面白いんだよね。

 

この映画の舞台はマンションの中のみ。そこで予算を抑えているんだけどここが良い。

他のゾンビ物と違って広いフィールドで戦うって感じではなく、ゾンビの数が増えてきて次第に逃げ場がなく上にも下にも逃げられなくなるって状況がPOV式ってことも相まって緊迫感を増している気がする。

 

この作品に限らず低予算ってことを逆手にとってアイデア勝負している映画ってのはかなり面白いと思う!

まとめ

この作品は続き物でREC4まで続編がある。でも個人的にはこの第1作が1番いいと思う。

POV式の映画って続編あるけど第1作が1番いいってパターンが多い気がする。なんでだろね、、予算が少なくてアイデア搾り出してる時がベストなのかな。

 

あ、自分の親はこの手の映画はカメラがぐらぐらして酔ってしまうって言ってたからそういう人は気を付けてね(笑)

 

以上で感想終わり!それではまた!